故人の自分史

悲しさや空虚感を埋め、やる気が湧いてくる自分史を

 

大切な人が亡くなってしまったとき、遺された側の心は悲しみと空虚感、後悔の思いに苦しめられます。故人の死に向き合うことはつらく、自分史を振り返ることなどできないと思われるでしょう。けれども、故人が遺した遺品や写真を整理するときに、故人の人生に触れることになります。今まで知らなかったことの発見や、楽しかった思い出などが鮮明に蘇ります。

お通夜や葬儀で故人を偲び、親族や近親者で語り合った話も含め、故人がどんな人生を生きて、どんなメッセージを遺されたのか。形にこだわらず、自分で今だ、という気持ちになったときに、自分史つくりに向き合ってみることもおすすめいたします。故人を亡くした悲しみや空虚感が少し埋められることがあります。ご供養にもなりますし、遺されたご家族、子孫にもつながる自分史ともなります。

 

とても大切な課題だと思っていますので、今後はお寺での自分史の活動も力を入れて行きたいと企画中です。